ringo’s diary

3度の流産(不育症の疑い)と不妊治療の事、日々のことを書いていきます。今までの経験が誰かの役にたてば嬉しいです♪

4回目の採卵に向けて卵子の質改善を調べてみた〜その③〜

かなりお久しぶりになってしまいました💦
今日はひな祭りですね。
かと言って、子供もいるわけでもないので、特に何もしませんが・・・

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フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

前回、前々回と卵子の質について調べた事を書きましたが、今回も続きです。

ringo-life.hatenablog.jp

ringo-life.hatenablog.jp


前回「卵子精子が老化する原因は、そのエネルギー源となる「ミトコンドリア」の質が低下しているから」という事を調べたので、ミトコンドリアを元気にする栄養素について、更に調べました。

以前読んだ本に、妊活に良い栄養素的なものが載っていて、
コエンザイムQ10
・Lカルニチン
・αリポ酸
マルチビタミン・ミネラル
亜鉛
葉酸
レスベラトロール
などなど、他にも書いてあったと思うのですが、うろ覚えなもので、はっきり覚えておらず・・・。

妊活の本で見たし、まずは上記の栄養素について調べてみることに。


コエンザイムQ10(CoQ10

細胞がちゃんと働くためにはエネルギーが必要で、そのエネルギーは細胞の中にあるミトコンドリアで作られてます。
そのエネルギー作りに必要なのがCoQ10だそうです。
ミトコンドリアがエネルギーを作る際に、活性酸素が発生して、細胞を酸化させてしまいますが、CoQ10活性酸素を除去する高い抗酸化作用で細胞を酸化から守ります。

上記の事から考えると、CoQ10を摂取してたら、細胞を傷つける活性酸素を軽減して卵子の老化を防ぐとともに、ミトコンドリアのエネルギー作りを助け、活性化して卵巣機能が高まるかもしれません。

ただ、いくつかの動物実験では良いデータが出ているようですが、人を対象とした試験でいい結果が出ているわけではないそうです。

【妊娠しやすいカラダづくり】VOL.679 高齢女性のコエンザイムQ10補充効果について

肥満マウスではコエンザイムQ10で卵子のミトコンドリア機能が一部回復 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

カルニチン

Lカルニチンは筋肉細胞に多く存在していて、脂質の代謝に重要な物質だそうです。
脂質は単独だとミトコンドリア内に入っていけないので、Lカルニチンと結合して、ミトコンドリア内に運ばれます。
そして、ミトコンドリア内で脂質がエネルギーとして変換されて、体内で使われます。
脂肪からミトコンドリアを傷つけないように保護する作用もあるそうです。

また、Lカルニチンは男性不妊にも良いそうです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/10/2/10_127/_pdf


α-リポ酸

α-リポ酸は、ミトコンドリア内でATPというエネルギーを作る手助けをします。
補酵素酵素の補助をする物質)としてミトコンドリアに燃料を用意して、細胞がエネルギーをつくるのを助けています。
また、αリポ酸は、脂溶性でも水溶性でもあるので、体内のどこでも抗酸化作用を発揮できます。
α-リポ酸は、一度使い終わったビタミンCやE、CoQ10などの抗酸化力を再利用できる状態にする機能もあります。


ここまで上げた、CoQ10・Lカルニチンα-リポ酸は、ミトコンドリア内でATP生産に係わっている物質です。
ちなみに、ATPとは細胞の中に蓄えられているエネルギー物質で、これのおかげで、心臓を動かしたり、息をしたりが出来るそうです。
3つとも年齢とともに、生体内生産量が減ってしまいます。


ここまで見ると、この3つはミトコンドリアを元気にするために、必要な事はわかりました✨


マルチビタミン・ミネラル

ビタミンは体内で作ることが出来ない栄養素なので、食事で摂るしかありません。
食事でビタミンを摂ると言っても、食べられる量に限界はあるし、どうしても偏った栄養になると思います。
ビタミンDだけは太陽を浴びる事で体内で生産できますが、日焼け対策をバッチリしている女性には、中々体内生産も難しいと思います。

ビタミンA、C、Eは体内の活性酸素の働きを抑える作用を持つ抗酸化ビタミンの代表で、互いに協力しながら抗酸化作用を発揮するといい、どれか一つをとるよりも、一緒にとった方が良いとされています。
ビタミンB群はエネルギーの生産に関わる酵素の働きを助けています。
糖や脂肪をエネルギーに変える際にはB1やB2などが、たんぱく質代謝にはB6やB12などが働いています。

ミネラルはビタミン同様、代謝にも深く関わるなど体の中でさまざまな働きをしています。
そして、ミネラルも体の中では作り出すことができないため、食事から摂るしかありません。
私たちの体に存在して、栄養素として欠かせないミネラルとしてわかっているのが16種類のミネラルで、マグネシウム・カルシウム・リン・イオウ・塩素・カリウム・ナトリウム・クロム・モリブデンマンガン・鉄・コバルト・銅・亜鉛・セレン・ヨウ素です。
その中で、厚生労働省が摂取基準を決めているのが、イオウ、塩素、コバルトを除く13種類のミネラルになります。
多すぎても少なすぎてもダメなミネラルですが、カルシウム・カリウム亜鉛は不足傾向にあり、月経がある女性に限ると鉄分も大きく不足しているそうです。


マルチビタミン・ミネラルは、海外ではベースサプリ(基本サプリ)として、飲んでるそうです。
きっとミトコンドリア云々で、とにかく身体に必要な栄養素って事ですね💡


亜鉛

排卵や着床に関係する多くのホルモンの合成や、作用発現に亜鉛が不可欠とされます。
また、男性の場合は精子形成や発育にも亜鉛が不可欠であり、不足すると精液所見不良の原因になります。(亜鉛=セックスミネラルと呼ばれるほど、性機能に関わる重要なミネラルと言われています)
亜鉛は体内で作れない“微量ミネラル”なので、食事で積極的に補う必要があります。


葉酸

葉酸は妊活を始めた方ならまず最初に取り入れてるサプリだと思います。
予防的な葉酸摂取により胎児の神経管閉鎖障害のリスクを下げられます。


レスベラトロール

ポリフェノールって聞いたことがあると思います。
チョコの原料のカカオにも入ってるし、コーヒーにも入ってます。
そして、レスベラトロールはブドウの果皮や赤ワイン、ピーナッツの渋皮などに含まれるポリフェノールの一種です。

長寿遺伝子と言われるサーチュイン遺伝子を活性化してくれることで有名になったそうです。
長寿遺伝子を活性化するということでアンチエイジングに役立ちます。
この遺伝子が活性化するとミトコンドリアが増えて、異常なたんぱく質や古くなったミトコンドリアが除去されて、新しく生まれ変わる「オートファジー(自食作用)」という機構が働きます。

男性のED改善効果や、高い抗酸化作用があるから、血流を良くして、卵巣機能の若返りにも期待できるようです。

https://www.ivf-shinagawa.com/images/sapuri/resveratrol.pdf

メラトニンとレスベラトロールの効果 | コラム | 不妊治療 京野アートクリニック仙台





ふぅ💨💨💨💨💨💨
かなり長くなりました😅

とりあえず、妊活本に書いてあった(覚えてたもののみですが)栄養素を調べたら、どれも卵子の質に良さそうなものばかりでした✨

こんな長い文章を最後まで読んで下さった方々、お付き合いいただきありがとうございましたm(*-ω-)m
また次回も長くなるかもしれませんが、今回書いた以外にも気になった栄養素があったので、書いていきたいと思います〜。